犬が腎臓病と診断されたけど、療法食をなかなか食べてくれない…。
手作りごはんにチャレンジしたいけど、何から始めたらいいんだろう?
愛犬のごはんのお悩みはありませんか?
筆者・なつこ我が家のラブラドール桃が6歳で腎臓病と診断されたとき、獣医師からこう言われました。
「悪くなった腎臓は改善することはない。大切なのは、これ以上の悪化をいかに食い止めるかだ」と。
それからちょうど4年、桃の腎臓の数値は現在も維持できています。
筆者・なつこその後ドッグフードへのトッピングを経て、現在は完全手作りごはんに切り替えて1年半。ドッグフードメーカーに勤めていた獣医師にズームで個別相談し、食材の選び方や量についてアドバイスをもらってから始めたので、自信を持って続けられています。
この記事では、実際に続けている我が家の手作りごはんの内容や工夫ポイントをご紹介します。「手作りごはんにチャレンジしたいけど、ハードルが高そう…」そんなふうに思っている方は最後まで読んでみてくださいね。
手作りごはんを始めたきっかけ

ラブラドールと暮らして23年、歴代2頭の先輩犬はずっとドッグフードを食べてきました。なので桃も先輩犬にならってずっとドッグフードを食べてきました。
腎臓病と診断された当初も療法食を食べていましたが、少しずつトッピングをプラスし、今では完全手作りごはんに移行しています。
桃が腎臓病と診断され、続いて桃の先輩犬めいがメラノーマになり、うちの子にはどのドッグフードがいいんだろう?さまよい始めました😅
ドッグフードは、専門家が監修して栄養バランスが考えられていますが、種類が多すぎて選びきれない…。どのフードも「これは良いです!」と栄養士さんや獣医さんのコメントが並んでいて、結局「いったいどれがいいんだ?」と迷ってしまいました。
筆者・なつこどれも良いものなら、自分で作るのもアリなのか?──手作りごはんを始めてみました
腎臓病と診断されて見直した食材
犬全般のNGはもちろん、腎臓病とわかってから桃のごはんで見直した食材です。
犬全般のNG食材
- 玉ねぎ・長ねぎ・にら(溶血性貧血の原因)
- エビ・イカ・タコなどの甲殻類・軟体類
腎臓病とわかってから外した食材
玄米 → 白米に変えました
腎臓病と診断される前は、食物繊維が豊富な玄米が体に良いと聞いて与えていました。でも玄米はリンが多く、腎臓病の犬には負担がかかるとわかり、白米に切り替えました。白米はリンが少なく消化も良いので、今はメインの主食として使っています。
イワシをやめました
以前はトッピングとしてイワシを使っていました。健康な犬にはいい食材ですが、魚全般はタンパク質とリンが多く腎臓への負担が大きいとわかりやめました。知識がついてきた結果として、自然とやめることになった食材です。
豚肉・鶏もも肉 → 鶏むね肉に変えました
豚肉や鶏もも肉は脂質が多くリンも高め。今は低脂肪で腎臓への負担が少ない鶏むね肉をメインに使っています。桃の食いつきも良く、毎回喜んで食べてくれています。
現在の桃ごはん|実際に使っている食材と量

実際に我が家の桃ごはんを作るときのベースになる考えと、食材、メニューを紹介していきますね。
食材の選び方

1回のごはんに使う食材は以下の3種類を基本にしています。
✔️たんぱく源:鶏むね肉(メイン)
✔️炭水化物:白米(たまに発芽酵素玄米)
✔️野菜:にんじん、キャベツ、ブロッコリー、カボチャ、さつまいも、白菜、小松菜、大根など季節のもの(すべて細かくカットし加熱)
筆者・なつこ桃が腎臓病になったときにドッグフード専門家にアドバイスをもらい、毎食タンパク質+炭水化物+野菜の分量を1:1:1にしています。
食材を選ぶときは犬が食べて良いものかと、どれくらいのカロリーがあるのかを確認しています。
筆者・なつこ最初はひとつの食材ごと確認してきましたが、今はもう過去に使用したものを市場価値に合わせて購入しているので都度チェックすることはありません。
1食あたりの目安量(桃の場合)

桃の体重は21㌔。『痩せ型なので太らせたい。腎臓病なのでタンパク質を控えめ』など条件があるので1日約1400カロリーで計算しています。
1回分の食事はこんな感じです。
✔️ごはん0.45合で約260カロリー
✔️鶏むね肉100g。腎臓病なので肉があまり多くなりすぎないように気をつけてます。約110カロリー。
✔️野菜100g。野菜はさつまいもやかぼちゃを多くして200カロリーぐらい。
筆者・なつこ細かくカロリー計算すると大変なので、ざっくりです。
我が家で実際に使っている食材たちです。きゅうり・スイカ・トマト以外はすべて加熱してから与えています。腎臓病の子に与える際は、かかりつけの獣医師に確認してから始めることをおすすめします。
| 食材 | 調理 | ポイント |
| 大根 | 加熱 | 水分が多く消化にやさしい |
| ブロッコリー | 加熱 | ビタミンCが豊富 |
| にんじん | 加熱 | 甘みがあり食いつきが良い |
| さつまいも | 加熱 | エネルギー補給に |
| かぼちゃ | 加熱 | 低タンパクでビタミン豊富 |
| 小松菜 | 加熱 | 適量で栄養補給に |
| キャベツ | 加熱 | 消化にやさしい |
| きゅうり(夏) | 生 | 水分補給に |
| スイカ(夏) | 生 | 水分補給に。種は取り除いて |
| トマト | 生 | おやつに。小さく切って与える |
無理なく続く作り置きスタイル

毎食ごとに作るのは手間がかかりすぎるので、食材ごとに作り置きをしています。平均すると肉や野菜は3日に1回、ごはんは2日に1回のペースで作ります。
野菜は3種類ほどを小さくカットし蒸してジップロックに保存。

肉は鶏むね肉のひき肉を使用します。加熱してジップロックコンテナで保存です。ひき肉は切る手間が省けて便利。
ごはんは水多めで2合炊き、1食分ずつ(0.45合程度)に小分けして保存してます。

作ったものはすべて冷蔵保存です。数日で使い切るので冷凍にはしません。
肉、野菜を保存しているのがジップロックコンテナの1100mlです。
ごはんは1回分ずつジップロックの300mlに小分けしてます
残り少なくなったら次を作る、を繰り返しています。

筆者・なつこ最初の頃はまた桃のごはん作っておかないと〜って追われている感覚がありましたが、慣れれば苦にならないですね。味付けもしないので切って加熱して保存しておくの簡単ルーティンです。
毎食の準備

1食分ずつ鍋に入れ、水を加えてタイマーで3,4分セットし散歩に出かけます。帰宅するとちょうど食べごろの温度になってます。
使用している鍋は柳宗理の片手鍋です。
作り続けるコツ(長続きのポイント)

桃が喜んで食べてくれたら「まあよしとするか」、ぐらいの感覚です。
✔️毎回完璧を目指さない
✔️魚は特売時にまとめて購入
✔️肉屋さんで鶏肉をひいてもらい手間を減らす
✔️野菜はそのとき安いものを選ぶ
✔️ジップロックコンテナ活用で冷蔵保存
✔️最初だけ計量しておき、以降は目分量でOK
できることを簡潔に!が継続するコツですね。
栄養バランスについて考えていること

私は栄養学の専門家ではないので、次のようなことに気をつけていますね。
✔️痩せてきていないか
✔️定期的に病院で検査し、必要に応じて調整。動物病院には4ヶ月に1度通って先生に診てもらってます。
筆者・なつこ適当にはできないけど、義務でやると桃にも伝わるかなあと思って、美味しく食べてもらいたい思いで続けています。
手作りにしてよかったこと

桃は療法食から手作りごはんにしても食へのエネルギーは変わりません。
作り置き準備の気配を感じれば「私のごはん?」と一緒に台所にきてずっと見守ってくれています。ごはんを作る時間も一緒に楽しんでいます。

手作りごはんにして
✔️桃の食材の好みがわかりました。
筆者・なつこ桃はきゅうりとさつまいもが特に好きです。目を離したすきにドロボーします。イワシも相当好きっぽい。食べきったあとの器なめが永遠です。
✔️食費が意外と安くなりましたね。過去の1ヶ月のドッグフード代より安くなりました。家計にも優しい手作りごはん生活になりました。
おやつは水分補給も兼ねた野菜で
市販のジャーキーなどの肉のおやつは与えていません。腎臓病について調べるうちに、肉のおやつはタンパク質がとても多いこと、加工食品にはリンが多いことを知ったからです。腎臓病の犬にはどちらも負担になります。
代わりにきゅうり・スイカ・トマトを小さく切ったものを使っています。毎日あげているわけではなく、主にお出かけのときに持参します。
ジップロックの一番小さいケースに入れてバッグへ。外に出ると興奮してなかなか水を飲んでくれないのですが、きゅうりやスイカなら水分を含んでいるので水分補給にもなります。腎臓病の犬に水分補給は大切なので、「飲む」だけでなく「食べて摂る」という方法も我が家では役立っています。
ごはんを楽しんで作ることも大切
筆者・なつこドッグフードの専門家の獣医師にこんなことを言われました。「美味しいものをあげているという人間の気持ち、それを受け取る犬の気持ち、どちらも大切。あまり窮屈に考えると、犬が大好きなごはんが飼い主の負担になって、それが犬にも伝わるよ」と。
桃のごはんを作る過程を桃が一緒に見守ってくれて、美味しそうに食べてくれる。それで腎臓病の悪化を食い止められている。それでいいんだと思っています。
ちなみに手作りごはんに変えてから、ドッグフードを与えていた頃よりごはん代が随分と割安になりました。家計にも優しいのも続けられる理由のひとつです。
まとめ:無理なく楽しく続ける手作りごはん

手作りごはんは「完璧にやらなきゃ」ではなく「できる範囲で楽しく」が大事だと思っています。
桃のごはんも、今ではすっかり我が家のルーティンになりました。
これから手作りごはんにチャレンジしてみようかなと思っている人の参考になれば嬉しいです。
▶ 療法食から手作りに切り替えた経緯はこちら
▶ 腎臓病と診断された時の体験談はこちら
▶ 手作りに変えた私が今もすすめるドッグフード2選はこちら

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