「もう1頭、飼ってみようかな?」
犬との暮らしの中で、一度は考えたことがあるかもしれません。我が家もそうでした。

ラブラドールとの生活は23年目になりました。これまで3頭と暮らし、12年間は2頭の多頭飼いも経験しました。今は再び1頭との暮らしです。
あらためて、「多頭飼いってどうだった?」と聞かれたら「大変だったけど、やっぱり良かった」と答えます。そんな私のリアルな体験を、振り返ってお届けします。





犬が2頭になったからといって、大変さが単純に2倍になるわけではないんですよね。一度多頭飼いを経験すると、「ずっとこのままでもいいなあ」と思うようになりました。
ちなみに、多頭飼いを考えるときに気になるのが「生活費」と「空間のやりくり」。
もう1頭飼うのはやめよう、もう1頭迎えようの決断の参考にしてくださいね。
我が家の犬歴史


我が家に初めてのラブラドールがやってきたのは2002年9月。生後2ヶ月のラブラドールを迎えらなと名づけました。
8年後の2010年5月らなが7歳10ヶ月のとき、ペットショップから生後2ヶ月のラブラドールを迎えます。めいです。初めての多頭飼い生活が始まりました。


2014年5月らなが天国に行き、めい1頭の生活になりました。約4年の多頭飼い生活でしたね。
その後約2年はめい1頭だけでしたが、2016年5月に生後3ヶ月のラブラドールを家族に迎え桃と名づけました。ふたたび多頭飼い生活です。


そして2024年12月めいが天国に旅立ち、現在は桃1頭と暮らしています。
23年の犬との暮らしの中で、12年という時間ラブラドールの多頭飼い生活でした。
2002年9月〜2010年5月 | ![]() ![]() | |
2010年5月〜2014年5月 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
2014年5月〜2016年5月 | ![]() ![]() | |
2016年5月〜2024年12月 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
2024年12月〜現在 | ![]() ![]() |
振り返れば1頭のときも良かったですし、2頭のときも良かったです。どちちも貴重ですね。
正直に言うと「飼わなければよかったか?!」と頭をよぎることもありました。新メンバーが加わって、ラブラドール2頭の生活が日常になるまでは時間はかかりますよね。



必死に過ごしてきたからこそ、振り返れば多頭飼いは良かった、と思えますね。
多頭飼いの大変なところ


多頭飼いは楽しいけれどやっぱり大変なことはあります。想像していた以上になにかがある!って考えておくといいですね。
犬の相性


犬同士の相性が悪いと大変ですね。相性の良し悪しは一緒に生活してみないとわからないので難儀ですね。
初めての多頭飼いのときは悩むことがありませんでしたが、2度目の多頭飼いでめいが後輩犬桃をなかなか受け入れてくれなくて困りましたね。


めいは後輩犬として家にやってきたときは先住犬のらなにいつもベッタリで相手してもらっていたのに、自分が先輩犬になると後輩犬の桃には非常に厳しい反応でした😅



桃の生傷が絶えなかったですね^^;ハラハラしながら様子見してました


先住犬にすんなり受け入れてもらった経験があっても、自分が先輩になったときに同じようにできるとは限りません。
桃が成長するにつれお互い距離感を保てるようになりましたが、仲良し!とは言い難い関係性でしたね。桃はいつも先輩犬めいに気を遣っていました。



仲が良すぎると1頭旅立つと元気がなくなる犬もいるそうです。我が家は絶妙な距離感があったおかげかめいが旅立ったあと、桃に大きな変化はありませんでした😅


多頭飼いをするもしないも飼い主が決めることです。先住犬が受け入れてくれるように時間をかけて努力していくしかないですね。
経済的負担


犬が増えれば当然必要経費は増えます。
ドッグフード代や、病院代、散歩用品やもろもろの犬グッズ代も余計にかかります。


旅行に行けばホテル代は倍かかりますし、ドッグランなど施設を利用するなど利用料も1頭につきかかります。お洋服を着せれば2頭分必要ですし、ペットサロンも同様です。
多頭飼いは、想像以上にお金がかかると覚悟しておいた方が安心です



多頭飼いの1ヶ月の犬必要費を計算してみました。気になる人は読んでみてくださいね↓↓
時間的負担


犬にかける時間も増えます。ブラッシングをしたり、歯を磨いたり、時間がかかります。
体調が悪くなるのもタイミングは違いますから、病院に行く回数が増えれば時間も必要です。



老犬になれば散歩のペースも違ってくるので別々に行くこともありました。犬が歳をとれば時間もお金も右肩上がりに必要になりますね。
心労負担


犬が増えれば心配ごとが増える可能性は大ですね。
しつけ問題、健康問題、努力ではどうしようもない病気問題もあります。飼い主の精神的タフさが求められますね。
我が家のケース
これは我が家のケースのみだと思いますが・・・
物件探し


住む場所探し大変です。賃貸住まいですが大型犬2頭と住める物件探しに時間がかかりました。物件がゼロというわけではありませんが、希望条件を満たすと家賃が跳ね上がります。
引っ越しを検討したことが何度かありますが、次の候補が見つからず断念したこともありましたね。
お出かけ


めいと桃を連れて出かけるときにものすごく体力を消耗しましたね。大型犬は公共交通機関を利用できないので車で移動することになります。
帰省時は東京から石川への長距離移動、運転も疲れますがめい桃を休憩させるとき更に体力を要しました。



旅先はテンションマックスで2頭連れは体力気力ともに消耗してました😅
多頭飼いの良いところ
人間にとってのメリットは楽しい、嬉しい、可愛らしいの、日々の楽しさが倍増です。
群れる生活


犬はもともと群れで生活してきた生き物だと言われています。自分以外の犬や人間がいる社会で自分のポジションが確立できます。
集団で暮らすことでもともと備わっている本能が発揮されると感じています。
安心感


1人で留守番をするよりも共に時間を過ごす同居犬がいれば寂しい気持ちが和らいでいるはずです。
どちらかが叱られているとき、一緒に神妙にしています。
めい桃は仲良しこよしではありませんでしたが、病院に行くと診察を嫌がるめいを守ろうとする桃がいます。別々に診察されたときにはお互いの再会をとても喜び合っていました。



人間には理解できない2頭の信頼感があったのだと思います
老犬の力


多頭飼いは、老犬にとっても心と体の元気の源になります。



めいの「若いもんには負けんよ!」精神が発揮されてると感じることがありましたね。
めいは最後まで食べることへの情熱が薄れることはありませんでした。後輩犬に大好きなごはんを食べられないよう、食への欲望が生きるエレルギーになっていましたね。
散歩にも率先して出けてましたね。速度はゆっくりですが、「まだまだいけますから」と歩いてました。
まとめ


多頭飼い歴12年の私が、「多頭飼いの大変だったところ」と「良かったところ」を振り返ってみました。
「もう1頭迎えようかな」と迷っている人の参考になれば嬉しいです。
多頭飼いの大変なところ
✔️犬の相性が悪かったら
✔️経済的負担
✔️時間的負担
✔️心労負担
多頭飼いの良いところ
✔️群れの本能を満たす
✔️安心感
✔️老犬の力
多頭飼いを考えていた人の参考になると嬉しいです。
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